このサイトの活用についてご覧ください
街角で出会う女性彫像が生み出すいのちの輝き、新しい風景。愛知県西尾市一色町出身(1939年生)で日本藝術院会員として日本彫刻界を代表する山本眞輔の彫刻は、駅や公園、百貨店など数多くの場所に設置され、自然と共鳴し合い希望ややすらぎを人々の心に届けています。山本眞輔は、東京教育大学(現筑波大学)卒業後、二度のイタリア留学を通じ、清楚な若い女性像を主題とした「祈り」シリーズ、海外旅行などから得た心象風景を作品にした「心の旅」シリーズなどを展開してきました。本展では山本の主要な受賞作品「森からの声」(日展内閣総理大臣賞)・「生生流転」(日本藝術院賞)、格調高い「祈り」シリーズ、異国の風を運ぶ「心の旅」シリーズ、知恩院献納の「旅立ちの勢至丸さま」、京都府宮津市設置の「祈り 細川ガラシャ夫人像」などを展覧します。また、デッサンやテラコッタ、蝋型、大理石彫刻など、ほとばしる情熱を投影した作品も紹介します。山本眞輔の60年に渡る彫刻の軌跡と、幅広い表現力をお伝えし、その神髄に迫ります。