イベント
現代洋画界を代表する藤森兼明(名古屋在住)の作品は、中世キリスト教美術と現代女性の肖像とを対峙させた荘厳な作風で、圧倒的な存在感を放っています。1935年富山県砺波(となみ)市に生まれた藤森は、金沢美術工芸大学油絵科にて高光一也の指導を受けました。就職に伴い5年間のアメリカ滞在を経て名古屋に転居、現在まで日展、光風会を主として活躍し、2008年には日本藝術院会員に就任しています。
本展では、幼い頃から一貫して描き続ける「人の姿」と、藤森の類まれなる表現力に焦点をあてます。新発見となる高校、大学時代の自画像は、最も身近な人の形です。家族や友人など身近な人々を描いた画業の初期作品から、近年の燦然とした悠久の輝きを放つ清雅な祈りをテーマとしたアドレーションシリーズ、そして世界的なアーティスト喜多郎を描いた2016年日展作品まで、人の姿を辿りながら画業の軌跡を展覧します。
また、画家の取材したビザンチン聖堂などの写真や、貴重な画材、学生時代から日記のように日々取り組んだデッサンもあわせてご覧いただきます。普段見ることのできない創作の裏側を見ることによって、その神髄に触れていただければ幸いです。
開催期間
- 2017年 10月 21日から 2017年 12月 17日 まで(毎週 日曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜)
開催会場
- 古川美術館
受講費用
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大人1,000円 高・大学生500円 小・中学生300円(分館 爲三郎記念館との共通券)
申込み
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申込先:
古川美術館
〒 464-0066 愛知県名古屋市千種区池下町2−50
TEL:052-763-1991 FAX:052-763-1992
その他
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ホームページURL:
http://www.furukawa-museum.or.jp/
問合せ先
- 古川美術館
- 〒 464-0066 愛知県名古屋市千種区池下町2−50
- TEL:052-763-1991 FAX:052-763-1992