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古川美術館の前身となる財団法人古川会の設立より30年の時がたちました。そして初代館長・古川爲三郎(1890〜1993年)が若いころより蒐集した美術品2800点の寄贈をうけ、名古屋市千種区に開館した古川美術館。爲三郎の美術品を私蔵することなく地域の皆様に広く親しんでいただきたいという遺志を受け、美術館と昭和初期の佇まいを残す爲三郎のかつての居宅分館 爲三郎記念館を舞台に活動を続けています。そして開館以来、所在地の千種区のみならず、中部地方にゆかりのある作家を始めとした作品の蒐集にも努めてまいりました。このたび、財団設立30周年を記念して、その歩みを振り返るべく、ここ10年間の財団の新規収蔵品を含め、古川美術館の名品・優品を一堂に展示します。前期展として、爲三郎が中心に蒐集して生きた作品の中でも“逸品”と自負する作品を展示します。