「学びネットあいち」学習コンテンツガイド文化・芸能を学ぶ>平成23年度愛知県民俗芸能大会


■愛知県民俗芸能大会の開催について

日 時 : 平成24年度2月26日(日) 午後1時開演
会 場 : 豊橋市公会堂 大ホール

 この大会は、国、県及び市町村指定の無形民俗文化財等を順次公開し、その保存・伝承を図るとともに、民俗芸能への理解と認識を深めることを目的とし、昭和48年度から開催され、前回までに57会場で実施、延べ302団体が出演しました。
 平成23年度は豊橋で開催されました。演目は、『山車文楽』、『ざい踊り』、『棒の手』、『鬼祭』です。

■演目

知立山車文楽 知立山車文楽保存会 本町人形連(知立市
ざい踊り 尾張旭市ざい踊保存会(尾張旭市)
尾張旭市の棒の手 尾張旭市棒の手保存会(尾張旭市)
豊橋神明社の鬼祭 豊橋鬼祭保存会(豊橋市)
※演目又は下のご画像をクリックすると動画が再生されます。

■知立山車文楽・・・・・・知立山車文楽保存会 本町人形連(知立市)

知立山車文学

山車文楽の奉納上演は隔年ごとに、5月2日と3日の知立まつり大祭に行われます。5両の山車が各町内を巡行し、知立神社境内に曳き出され山町・中新町・本町・宝町の山車では人形浄瑠璃が、西町の山車ではからくり人形芝居が上演されます。平成2年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
今回、上演するのは本町人形連による『傾城阿波の鳴門』の「順礼歌の段」です。この話は離れ離れになった母娘が再会をはたしますが、盗賊に身を落とした母は娘に我が子であることを告げることが出来ず、つらく当たり追い出してしまいます。子を思う母の身が引き裂かれるような悲しみを表した人形浄瑠璃の名作です。今年は愛知県教育委員会の伝統文化出張講座で市内の知立小学校三年生が人形浄瑠璃の体験をしました。

所在地:知立市本町
上演:5月2日、3日(隔年)


■ざい踊り・・・・・・・・尾張旭市ざい踊保存会(尾張旭市

ざい踊り

ざい踊りは長さ40pの竹筒の先に紅白に染めた紙房を付けた「ざい」と呼ばれる棒を両手に持ち、ゆっくりとしたテンポで歌に合わせて、一つ、二つ、三つと「ざい」を打合せて踊る数え唄踊りで、昭和58年に市の無形民俗文化財に指定されています。
 踊りの中で「傾城阿波の鳴門」は無形民俗文化財としての指定曲にもなっています。この踊りは60年ほど前までは、お盆にご先祖様の供養のために踊られていましたが、現在はお盆だけでなく、夏祭り、秋祭り、市民祭等のイベントで印場地区と三郷地区の保存会が踊りを披露しています。
 今年は愛知県教育委員会主催の伝統文化出張講座で、市内の旭丘小学校の三年生にざい踊りを体験、練習してもらいました。
本日は「傾城阿波の鳴門」の他、「せんす踊り」、郷土の史跡等を織り込んだ「ざんざ節」を踊ります。

所在地:尾張旭市印場、三郷
上演:不定期(主にお盆)


■尾張旭市の棒の手・・・・尾張旭市棒の手保存会(尾張旭市)

尾張旭市の棒の手

棒の手は愛知県の代表的な民俗芸能の一つであり、尾張旭市の棒の手は昭和33年に県の無形民俗文化財に指定されています。
 今回上演する私たち東軍流棒の手は剣法が基であり、基本の型は二人または三人で演技します。演技では刀の足の下を切ったり、槍で背中を刺したりする型を演じたり、また真剣で竹や槍の千段を切ったりします。東軍流棒の手は、棒の手本来の棒と太刀との型がよく残っており、両者が棒と太刀を構えれば、棒の手の手元を見せず一撃必殺の技となります。
 東軍流棒の手を守っている私たちは基本を第一として、毎年10月に印場の渋川神社に奉納を行います。神社への奉納以外は熱田神宮の神事や太閤祭で演技する他、全国各地に出向き棒の手の技を披露しています。

所在地:尾張旭市渋川神社
上演:渋川神社(10月22日)


■豊橋神明社の鬼祭・・・・豊橋鬼祭保存会(豊橋市)

豊橋神明社の鬼祭り

祭りは、安久美神戸神明社の例大祭として、農作物の豊作を祈願する祭りとして行われています。神事は、平安時代から室町時代にかけて全国的に行われていた田楽の古式の型を崩さずに継承し、さらに神楽との混融の度合いが著しいところに特徴があります。
 祭礼の神事「青鬼岩戸舞」「御日の出神楽」「子鬼社参」「五十鈴神楽」、一年の平穏無事を祈る「御的神事」と続き、高天原神話で悪戯をする荒ぶる神(赤鬼)を武神(天狗)が懲らしめようと両神が秘術を尽くして闘い、和解の様を表現する「からかい」が有名です。この後「天狗の切祓」「ポンテンザラ田楽」「司天師田楽」等の各種田楽・神楽等が続き、「御玉引」の年占いが行われ、御神幸へと移ります。
 今回は数多くある神事のうち、メインの赤鬼と天狗の「からかい」を上演します。
豊橋神明社の鬼祭は昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

所在地:豊橋市八町通
上演:安久美神戸神明社(2月)


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