「学びネットあいち」学習コンテンツガイド文化・芸能を学ぶ第54回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会>牛久保の若葉祭




うしくぼのわかばさい
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牛久保の若葉祭(愛知県) 宗教法人八幡社氏子 愛知県指定無形民俗文化財

所在地

愛知県豊川市牛久保町常盤

行われる時期・場所

4月7、8に近い土・日曜日

伝統文化の内容

<由来及び沿革>
牛久保の若葉祭は豊川市牛久保町の氏神である牛久保八幡社の例祭で、この地方に春を告げる祭礼行事として、4月7、8日に近い土曜日に宵祭り、日曜日に本祭りが行われる。
この祭りのはじまりについては、元禄14年(1701)に著された『牛久保密談記』によれば、牧野成時(古白)が若宮殿(八幡社)に参詣の折に、主君今川氏ら馬見塚(豊橋市の吉田城付近)へ築城するよう命を受けたのは当社の御恵みと喜び、これより毎年連歌の発句を詠んで若葉に結び神前に供えて牧野家の武運長久を祈ったことから、この祭りを若葉祭と呼ぶようになったといわれている。
 祭りには、地元の上若組、西若組、神児組、笹若組の4組の氏子が参加し、祭りの芸能は八幡社及び獅子頭の送迎・神輿渡御が行われる八幡社と天王社の往復道中などで主に行われる。

<現在の組織>
牛久保町内の若葉地区と牛久保八区の九つの地区住民が上若組(若葉・牛一・牛二・牛三)、西若組(牛四・牛五)、神児組(牛六・牛七)、笹若組(牛八)の4つの組に分かれて行われる。氏子総代の中から選ばれる祭事長が祭礼全般の指揮監督をし、各組の祭事係は祭事長の指揮監督に従う。

<衣装・楽器>
上若組囃子車:大太鼓1個、小太鼓5個、鼓4個、大皮鼓1個、笛1挺
上若組大山車:大太鼓1個、笛5挺、小太鼓1個
西若組大山車:大太鼓1個、笛6挺、小太鼓1個、チャッパ1個
西若組囃子車:大太鼓1個、小太鼓2個、鼓1個、大皮鼓1個、笛4挺、三味線4挺
神児組神児車:神児用鈴1本、大太鼓1個、小太鼓1個、笛2挺、鼓1個
笹若組笹踊り:太鼓大1個、太鼓小2個

演目

「笹踊り」「ヤンヨウガミの囃子」「ダシ(馬簾)の衝き廻し」「かくれ太鼓」「神児舞」等

芸能

八幡社から天王社への往復の神輿渡御の行列に笹踊り・ヤンヨウガミ・ダシ(馬簾)・警護などが参加し、定位置において笹踊り、ヤンヨウガミの囃子、ダシの衝き廻しを演じる。また大山車では稚児が踊るかくれ太鼓が演じられる。

分布

行列に参加する笹踊りについては、東三河地域で19箇所の分布が確認されている(『愛知県史民俗調査報告6 渥美・東三河』より)
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