「学びネットあいち」学習コンテンツガイド文化・芸能を学ぶ第54回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会>加太板屋のかんこ踊り




かぶといたやのかんこおとり
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加太板屋のかんこ踊り(三重県) 板屋羯鼓踊り保存会 亀山市指定無形民俗文化財

所在地

 三重県亀山市加太板屋

行われる時期・場所

 8月15日 浄専寺

伝統文化の内容

<由来及び沿革>
かんこ踊りは、近畿地方で流行した風流芸能が伝えられたもので、三重県各地で独自の発達を遂げた。そのため、土地により特色のある扮装や芸態が生まれた。
 板屋地区を含めた加太のかんこ踊りについては、由来は定かではないが、地元に残る古文書には、江戸時代の貞享4年(1687)に雨乞いの御礼のために加太8ヶ村が踊ったと記されており、これが現在のかんこ踊りの祖形ではないかと考えられている。また、近江地方から入ってきたという話が地元に伝えられている。現在、加太地区では毎年8月14日か15日の夜にそれぞれの地区で行われている。板屋地区では、15日に地区内にある浄専寺の境内で行われており、本堂に地区内の初盆を迎える家から位牌が持ち寄られ安置された状態で行われる。

<現在の組織>
太平洋戦争前までは青年団などに属した若者が伝承してきたが、戦後は後継者不足のため、昭和30年代に地区の保存会が結成された。

<衣装・楽器>
小踊り:踊り子(10名程度)は、木綿浴衣の白装束に素足草鞋履きで御幣と花枝で飾った一文字笠を被る。羯鼓を胸の位置につける。他に、唄20人、太鼓1人、笛5人程度。
ジンヤク踊り:踊り子(6名)は、木綿浴衣の白装束に黒足袋草鞋履きで、御幣のみで飾った一文字笠を被る。羯鼓が胸の位置になるように紐を口でくわえて下げる。他に唄20名程度。

演目

小踊り:「小踊り入葉の唄」「宇治川おどり」「お伊勢おどり」「都踊り」「大阪おどり」「綾おどり」「しのび踊」「御殿おどり」「一の谷おどり」「あたご踊り」「お寺(新愛宕)おどり」
ジンヤク踊り:「じうんにやく入葉の唄」「大じうんにやく小唄」「大じうんにやく」「小じうんにやく小唄」「小じうんにやく」

芸能

小踊り:天蓋の下にやぐらを組み、その周囲を踊り子が回りながら踊る。やぐらでは太鼓と笛。唄は南側に配置される。
ジンヤク踊り:天蓋の下に踊り子が、東西3人ずつ南北方向に一線になって踊る。唄は南側に配置される。

分布

かんこ踊り(亀山市内は加太市場、加太向井、加太中在家、加太北在家、川合町、阿野田町、安坂山町、他に三重県内各地)
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