「学びネットあいち」学習コンテンツガイド文化・芸能を学ぶ第54回近畿・東海・北陸ブロック民族芸能大会>大獅子小獅子の舞






大獅子小獅子の舞(愛知県) 半田市成岩第四地区獅子保存会 愛知県指定無形民俗文化財

所在地

 愛知県半田市成岩本町

行われる時期・場所

 4月第2土・日 成岩神社

伝統文化の内容

<由来及び沿革>
大獅子小獅子の舞は、氏神の例大祭に奉納する神楽獅子である。大獅子は豊作祈願、小獅子は農業に必要な水、つまり雨乞いの祈願である。
村方文書や古老の口伝によれば、江戸中期より村方一般により伝承されてきたという。村では古くから毎年、船を仕立てて伊勢詣りをする習慣があったので、伊勢から伝わったものと考えられる。獅子頭も伊勢で彫ってもらっており、この地方ではここだけである。

<現在の組織>
かつては地元の青年団体で組織されていたが、青年団が消滅したため、現在では地元の有志で獅子舞に興味がある者が保存会の構成員となっている。現在の会員は86名。

<衣装・楽器>

・大獅子2名
 獅子頭は1.2尺で、胴は水色の地に赤い大きな牡丹花。緑色の袴、黒足袋を履く。
・ささらすりの童子1名
 本祭は黒紋付き、宵宮は紫紺で白色のしごきでたすきがけ。白鶏の冠を被る。
・小獅子2名
 獅子頭は0.6尺で、胴は鼠色の地に宝珠を追う龍の模様。
・面能4名
 古い幟のお下がりで衣装を作る。オカメ・ヒョットコの面をつける。

演目

・大獅子4曲(乱、花、鳶、剣)
・小獅子12曲(出立、足並、大返り、ノミこき、小返り、新車、横抱き、唐竿、飛び付き、四本立、亀の舞、耳立て)

芸能

大獅子・小獅子とも二人で四足の獣体をかたづる伎楽獅子である。
大獅子の舞は、白鶏の冠をつけた「ささらすりの童子」が寄り添って、乱獅子、花獅子、鳶獅子、剣獅子の4曲をおおらかで優雅に舞うものである。
小獅子の舞は、オカメ、ヒョットコの道化役が小獅子の舞を引き立てながら、小獅子が軽快なテンポで舞うものである。

分布

板山獅子舞(板山獅子保存会 半田市板山)
向山神楽獅子(向山神楽獅子保存会 半田市向山町)

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