◆ 参候祭保存会（愛知県北設楽郡設楽町)
	参候祭保存会は地元民に親しまれて受け継がれてきた「氏子繁盛（うじこはんえい）五穀豊穣（ごこくほうじょう）　息災延命」の七福神を中心としたこの祭りを、末永く維持していくため、昭和６１年４月１日規約を明確化して発足した。 　過去にも保存会については会則もなく、当番組四組から各１名選出される任期４年の氏子総代が、必要の都度合い寄り協議し運営してきた。しかし、これでは何かと効率的な事案の処理も難しく、氏子の人員も少ないうえ、その掌（しょう）に当たるものの労も大変であった。

組織の充実を図ると共に室町時代から続く先祖伝来の、当地に伝わる他に例を見ない珍しい伝統あるこの祭りを守り、確実に保存し、継承する目的で制定した。　 　会員は三都橋区内の氏子（現在４９戸）全世帯をもって組織し、役員は１６名で区長・代理区長・会計・禰宜（ねぎ）・氏子総代・舞子・楽器関係者で構成されている。会長、副会長は役員会の推薦により決定し、任期は２年である。会費は１戸あたり年額５００円で、昭和６１年制定以来据え置かれて現在に至っている。

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