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豊橋市の北に位置する一宮町金沢地区には、江戸時代から地芝居が伝わっています。一宮町文化協会歌舞伎部は、昭和23年に発足した、一宮町唯一の地芝居を伝承するグループです。「金沢一座」という名称で活動した時期もありました。現在の部員は20名で、冬の間に稽古をし、春の祭りに村芝居を奉納しています。昭和20年に戦争が終わり、再び祭礼に地芝居が盛んにおこなわれるようになりましたが、テレビの普及、娯楽の多様化や若者の減少によって衰退し、演じられなくなりました。そんなおり豊橋市で「素人歌舞伎フェスティバル」が開かれるようになったため、地域の歌舞伎を伝承するために、有志が参加をしています。
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