上川手歌舞伎は、明治44年、村の青年達の情操教育の一環として俳句・謡・民謡・義太夫・農村歌舞伎などが本格的に行われ、春から秋のお祭りには、神社やお寺の境内に舞台を作り、恒例の行事として演じられてきました。 昭和25年頃を最後に、こうした催しも途絶えてしまいましたが、昭和50年代に、古い文化や芸能の見直しがされるようになり、町にも文化協会が設立され、農業祭に併せ芸能発表会がなされるようになり、昭和57年に往時を知る有志が中心となって上川手歌舞伎愛好会の復活が図られました。