瀬戸の昔話－蛇ヶ洞

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◆ 村はずれの「地獄谷」

　ある日、より大きな獲物を求めて、村人が恐れていた村はずれの谷にまででかけました。地獄谷とよばれるその谷にはきれいな川が流れ、大きな魚が次から次へと釣れるのです。

　ところが、喜んで家に帰りびくのふたをあけてみると、いっぱいあった魚が一匹も見あたりません。

「これはおかしい。きっと何かわけがあるぞ・・・」

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