文芸専門部は、県内高校生の文化部活動を支える愛知県高等学校文化連盟の15番目の専門部として、2002年に設置されました。文芸に関する部(または同好会)の活性化と相互の交流を図ることを目的とし、次の3つの事業を中心に活動しています。
アートフェスタ(県高文祭)の一環として8月に実施し、作家の講演や創作活動をしている生徒の交流を行っています。これまでの内容は次の通りです。
2003年 | ・講演:矢崎藍氏(作家・桜花学園大教授)「書く楽しみ、書く苦しみ」 ・実作演習:矢崎氏の指導による連句作り ・生徒交流:部活動の現状 |
2004年 | ・講演:米原万里氏(翻訳家・作家)「誤訳のおかげで命拾いした話」 ・パネルディスカッション:「表現とは何か」 パネリスト:三田村博史氏(作家)、 竹内孝光氏、小塩卓哉氏、加藤国子氏、司会:柴田 ・生徒交流:部活動の現状他 |
2005年 | ・講演:宗田理氏(作家)「創作者としての心構え・生き方」 ・分科会:宗田理氏(散文)、三浦優子氏(詩)、小塩卓哉氏(短歌) ・生徒交流:テーマ討論他 |
2006年 | ・講演:中村文則氏(作家)「文章を書くということ」 ・分科会:中村文則氏(散文)、三浦優子氏(詩)、小塩卓哉氏(短歌)/生徒交流 ・生徒交流:作品合評他 |
2007年 | ・講演:清水良典氏(文芸評論家・愛知淑徳大学教授)「わたしとあなたが〈書く〉理由」 ・分科会:清水氏(散文)、三浦優子氏(詩)、小塩卓哉氏(短歌)/交流、討論他 |
2008年 | ・講演:諏訪哲史(作家)「〈新しいもの〉と〈新しそうなもの〉 ・分科会:諏訪氏(散文)、三浦優子氏(詩)、小塩卓哉氏(短歌) ・朗読鑑賞:松原実智子氏(俳優) |
2009年 | ・講演:角野栄子氏(小説家)「おはなしの生まれる時」 ・分科会:清水氏(散文)、三浦優子氏(詩)、小崎早苗氏(短歌)/交流、部誌紹介 |
2010年 | ・講演:アーサー・ビナード氏(詩人)「もしも文字がなかったら」 ・分科会:専門部役員(散文)、A・ビナード氏(詩)、小崎早苗氏(短歌)/情報交換会 |
2011年 | ・講演:村竹勝司先生 NHKアナウンサー「伝える〜話し言葉・書き言葉〜」 ・分科会 散文:300字小説の創作(御子柴桂子・半田商業高校) 短歌:歌会(小崎早苗・東浦高校) 詩:グループ創作(三浦優子・一宮北高校) ・交流会 部詩PR・閲覧とメッセージカード記入 |
2012年 | ・講演:清水良典氏(文芸評論家、愛知淑徳大学教授)「これから小説を書く君たちへ」 ・分科会 散文:講習・実作「ストーリー創作の試み―BGM物語」(清水氏) 詩 :ワークショップ(三浦優子氏・江南高校) 短歌:歌会(小崎早苗氏・愛知県総合教育センター研究指導主事) ・交流会:情報交換会 |
2013年度 | ・講演:堀田あけみ氏(椙山女学園大学准教授)「物語の力」 ・分科会 散文:講習「「自分だけの世界の作り方」」(堀田氏)、 詩 :ワークショップ(三浦優子氏・江南高校) 短歌:講義・歌会(小崎早苗氏・愛知県総合教育センター研究指導主事) ・交流会:全国高総文祭部誌部門報告(名古屋高校)・情報交換会 |
アートフェスタ文芸部門の講演や分科会に加え、文芸専門部では毎年秋に創作や部活動に関する知識や技術などについて学習しています。これまでの内容は次の通りです。
04年:簡易製本機の扱い、05年:部誌編集の技術・「比喩」について、06年:個人作品集の作成・「連句を巻く」、07年(文芸道場東海・近畿ブロック大会として実施):鈴木光司氏(作家)の講演、付け句大会、「文化のみち」散歩、08年(文芸部活動活性化事業として実施):いのこ福代氏(俳優)と高橋よしの氏による群読講習会、09年:「百人一首」による詩作(実習)と部誌の編集(講話)、10年:短歌についての講話と実作(小崎早苗氏)、11年:講演「俳句の楽しみかた」・句会(高橋進氏・みずほ高校 猪飼智子氏・鳴海高校)、12年:講義「「小説の表現」・演習(柴田哲谷氏・愛知学泉大学講師)、13年:歌会と創作「さらっと歌会と歌合戦」(犬飼亮介氏・刈谷北高校)
04年2月に創刊しました。作品集は、文芸部を持つ全ての学校に送付されています。作品集の趣旨は次の通りです。